━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.047 ━ 2017.06.15 ━
さ く ら 中 央 税 理 士 法 人 か ら の お 知 ら せ
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さくら中央税理士法人です。
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===税務関連トピックス=======================
┏◆ビールの値上がり~
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2017年6月1日に改正酒税法が施行されました。
今回の改正内容は、「酒類の過度の安売りの取り締まりを強化する」というも
のです。
「過度の安売り」というのは、原価を下回るような激安販売ということです。
過度の激安販売を続けると行政指導の対象となり、最悪の場合、販売免許を取
り消される可能性もあります。
大手量販店などでは、ビールの激安で顧客を集めるという光景が見られていま
した。
今回の改正の狙いは、量販店のように安売りをすることが難しい個人商店を守
るということがあるとされています。
では、なぜ量販店などは激安販売をすることができたのでしょうか。
それは、量販店は酒類メーカーから「販売奨励金」と呼ばれるリベートを得て
いたからです。
原価を下回るような価格で販売しても、赤字を上回るリベートを得ることがで
きたということでしょう。
ですが、今回の改正でメーカーはこのリベートを減らしているとのことです。
その影響もあり、結果的にお酒の値段が上がるということです。
以下は、ある大手スーパーの店頭価格の値上がり例です。
5月→6月の価格(税別)
・ビール
350ml缶 178円→ 195円
6缶パック 1018円→1158円
・発泡酒
350ml缶 128円→130円
6缶パック 728円→778円
・第3のビール
350ml缶 105円→110円
6缶パック 598円→658円
お店によっては、値上げ幅が2割に達するところもあるとのことです。
私の自宅付近のディスカウントショップでは、5月の最終日曜だった5月28日は、
いつになく混雑していて、ビールをケースで購入しているお客様をたくさん見
ました。
今回の改正とお酒の値上がりについて大々的にニュースで取り上げられている
印象はありませんが、少なからず駆け込み需要はあったようです。
日本人のビール離れ、酒離れという話題をニュースなどで耳にすることがあり
ます。
お酒の値段が上がると、さらに離れてしまうのでしょうか。
いや、その影響は少ないと思います。
今年の夏は、例年より暑いと聞きます。
ビールなしでは、夏は越せません。
梅雨が明けるころには、6月1日に酒税法が改正されたことはすっかり忘れて、
これまで通りビールを飲んでいることと思います。
苦い記憶も「喉元過ぎれば熱さ忘れる」でしょうか。
ビールだけに。
参考)国税庁の説明パンフレット
~酒類の適正な販売のルールについて~
https://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/koseitorihiki/tokusyu201604/pamph01.pdf
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